自衛官銃乱射事件犯人に上級国民説浮上「未だに名前報道無し」日野基本射撃場

6月15日に発生した18歳自衛官による銃乱射事件。この事件で2名の自衛隊員が亡くなり、1名の男性が重傷を負いました。

そんな事件を起こした18歳の犯人自衛官ですが、未だに実名報道が無い事から、「上級国民なのでは？」という噂が浮上しています。自衛官乱射事件の犯人が上級国民なのでしょうか？

自衛官銃乱射事件犯人に上級国民説浮上「2名亡くなったのに名前が出ない」

冒頭でお話ししたように、自衛官銃乱射事件を起こした18歳自衛官の名前は未だに報道されていません。この事実から、自衛官銃乱射事件犯人に上級国民説が浮上しています。

「上級国民」という単語を聞いて真っ先に思い出すのが2019年4月に発生した池袋暴走事件。この事件で逮捕された飯塚幸三容疑者は、瑞宝重光章を受章した事もある重鎮で、計量学の権威とも言える人物でした。

飯塚幸三容疑者顔画像

そんな人物が起こした池袋暴走事件ですが、現行犯逮捕もされず、テレビ局によっては実名報道が行わない。また、実名が報道された時は「飯塚幸三さん」「飯塚元院長」と発表された事から、「上級国民に対する忖度」と噂になりました。

同時期に発生した、神戸三宮でのバス運転手による交通事故では容疑者が即逮捕され、実名報道された事も、この噂に拍車をかけていました。

飯塚幸三容疑者の名前が伏せられる傾向は、事故から4年経った時点でも見て取れ、報道では「高齢ドライバー(当時87)」と紹介されていました。

「上級国民が実名報道されない」という事実について、元電通に勤務していた藤沢涼さんも言及していた事がありました。

私の在職中に痴漢事件を起こした社員がいた。
他の会社だったら記事に社名や名前が載るのに、その時は名前が伏せられた。「なぜ？」という思いはずっとあった。
事件後、週に１回の部会で、「〇〇室の室長が痴漢で逮捕され、減給・降格の処分を受けた。諸君も気を付けるように」との報告があった。
該当部署の室長は１人しかおらず、すぐに特定できたが、それを聞いた社員たちの反応は薄かった。
報道では室名も出なかったので、私が同僚に「なぜ、個人名がニュースに出ないのか」と疑問をぶつけると「それが電通の特権だろう」と当然のように答えた。

引用元：「逮捕されても名前が報道されない」「警視総監の子息がコネ入社し政財界とズブズブ」「勤務中に突然殴られて頸椎骨折」……元電通マンが激白する、「上級国民」の呆れた仕事ぶり

これらの事実から、「名前が報道されない＝上級国民」というイメージを多くの人が持つこととなり、今回の自衛官銃乱射事件犯人も上級国民だと感じる人がいても、不思議ではないでしょう。

自衛官銃乱射事件を隠す「自衛隊は隠蔽体質」

自衛隊という組織は隠蔽体質を持っている事が、多くの人から指摘されています。

記憶に新しい、自衛隊によるセクハラ事件。被害者となった元自衛官の五ノ井里奈さんが、性的暴行を理由に複数人の男性隊員を訴えました。

五ノ井里奈さん顔画像

この訴えが原因となり、2022年12月15日、性的暴行に関与していた5人の自衛官が懲戒免職となりました。しかし、この5名の実名は報道されておらず、分かっているのは階級とイニシャルのみ。

大きな話題となった事件でしたが、自衛隊が実名を公表する事はありませんでした。この事実からも、自衛隊に隠蔽体質があると噂されている事に、納得はいくでしょう。

そんな隠蔽体質を持っている自衛隊。今回の自衛官銃乱射事は組織にとっては大きな不祥事である事は間違いなく、犯人の名前や動機と言われているパワハラの事実を隠す事は、十分にあり得ると言えるでしょう。

自衛官銃乱射事件犯人名前「18歳だから実名が報道されない」

自衛官銃乱射事件犯人の実名が報道されない理由として、年齢が18歳という点も指摘されています。

日本の成人年齢は18歳に引き下げられ、これに合わせて少年法も改正されています。

改正後の少年法では、18歳と19歳は「特定少年」という位置付けになっており、起訴された場合には、大人と同様に実名報道が可能となっています。

今回の事件では2人の自衛官が死亡し、1名は重傷となっている事から、起訴される事は間違いないでしょう。

「上級国民の為、実名が報道されない」「自衛隊の隠蔽体質」などという噂が浮上していますが、起訴されると同時に、自衛官銃乱射事件犯人の名前が公開される事が予想されます。

自衛官銃乱射事件被害者名前「25歳3等陸曹に恨み無し」

事件から1日経った6月15日。自衛官銃乱射事件被害者の名前が公表されました。

自衛官銃乱射事件の犯人である18歳自衛官は、菊松安親1等陸曹に叱られた事がきっかけで、今回の犯行に及んだと話しています。

しかし、同じく被害にあった八代航佑3等陸曹に対し、「恨みは無かった」「邪魔になったから撃った」と供述しており、18歳自衛官の身勝手な行動で、巻き込まれ死亡したと言われています。

この報道が発表されると、多くの人が八代航佑3等陸曹が不憫でならないと感じ、同時に、18歳犯人に対しては、「異常」「きちがい」と怒りの感情を抱いています。